先日「誰も知らない」という映画を見ました。
この映画は1988年に起きた西巣鴨子供置き去り事件をモチーフに作られた作品。カンヌで主演男優賞を受賞した、主演の柳楽優弥くんの映画でのお顔が、私は今でも忘れられない。
現実とは結末が全く違うけど、現実の出来事にしろ、映画での話にしろ、母親の私が胸を締め付けられたのは同じだった。
子供の父親は全員違う人で、出生届も出されず、学校へ行けないどころか、存在を人に知られないために家からも出られない子供達。母親が出て行ったあとも、母親が作ったルールを守る子供達。。。
親を責める・世間を責める、という感じではなく、取り残された子供達が懸命に生きていく姿を、12歳少年の目で見せているというお話。
実際にこんなことがあったとは酷い話だと思うけど、映画としては、長男のがんばりや、希望も覗かせる内容であったと思う。
映画を見る前、ハンカチを用意しておくかどうか迷ったんだけど、まぁいいやって丸腰で映画に望んだら、まず冒頭から泣きそうになった(爆)
クライマックスでは号泣で、隣の人に迷惑かな?って思うくらい「うっうっずるずる(鼻水)」って泣いちゃった。 物凄く切なくて泣いちゃった。
家に帰った時、いつもより強く子供を抱きしめて、ほっぺをグリグリした。
映画を見て、お仕事やご用事で遅くなってしまったり、実家の親に預けてしまったりする自分にすごく罪悪感を感じてしまった(^^;
映画の主人公の母親や、虐待などに走ってしまう母親達。
母親っていうのは、とても大変でとても孤独でとても寂しい。
だから逃げ出したくなったり精神的に壊れてしまったりする人のことがなんとなく判る。
でもどんなに大変でも、愛する子供を育てるのは親の仕事。誰も代わりはいない。
実際に強くなるのは難しいと思うけど、自分は強い!と思いこみ、強がることは出来ると思う。
「母は強し」と言うけれど、そうではなく、絶対に強くならなければいけないんだ。
たとえ誰も自分を支えてくれなくても、人のせいにせず、自分を強くしていられれば、子供が大きくなったときに必ず報われる。がんばった達成感も自分を幸せにしてくれると思う。
世の中のお母さん達! がんばろうね!!!
自分の親としての気持ちも見つめなおすことが出来た映画だと思う。
切ないけどとてもよい映画だった。